セミナー名 |
システム開発契約書に潜んでいるリスクと実践的な交渉の方法 |
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概要 |
※会場が変更となっております。ご注意ください。
システム開発プロジェクトの失敗が原因で訴訟に至るケースが後を絶ちません。そのためシステム開発契約書の重要性は増しています。しかし、ユーザー・ベンダーともに準委任契約など契約の内容を誤解していることが非常に多いのが実情です。そのために、トラブル発生後の交渉で損害賠償請求が認められないという事態もしばしば生じます。またユーザー企業の方からは「契約書の修正要求を受け入れてもらえない」という声をよく耳にしますが、交渉を難しくしている理由を理解できていない場合がほとんどです。 このセミナーでは、具体例を用いながら、契約書の規定で留意すべき条項や、交渉のポイントを実践的に解説します。
【プログラム】
1.システム開発紛争はなぜ起きるのか (1)判例にみる失敗原因 (2)失敗を防ぐためにいつ何をすべきだったか (3)予想外の結果を招く契約書の条項…契約書に潜まされているリスク
2.システム開発契約のよくある誤解 (1)準委任契約とはどのような性質の契約なのか 「準委任契約だとベンダーは成果物について責任を負わなくてもよい」という声をよく聞くが、 これは正しいのだろうか。そもそも準委任とはどのような性質の契約なのかという基礎から解説する。 (2)「主体」と「支援」の真の意味 準委任の契約書では、ユーザーが「主体」でベンダーは「支援」と規定されることが多いが、 ほとんどの人は主体と支援の意味を誤解しており、その結果、両者の法的責任も誤解している。 本来の意味を解説する。 (3)契約書に盛り込まれているトンデモない条項 その他にも、システム開発契約書には、他の取引分野では考えられないような(トンデモない)規定が多数含まれ ている。そうした規定の実例と対処策を解説する。
3.契約交渉のポイント (1)なぜ修正要求が受け入れられないのか ユーザー企業からは「契約書の修正を要求してもベンダーが応じてくれない」という声をよく聞く。 そこにはほとんどの人が気付いていない構造的な原因がある。 (2)契約交渉のポイント どうすれば合理的な交渉が可能となるのか。交渉のポイントを解説する。 |
開催日 |
2019年12月17日(火)
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開催時間 |
14:00~17:00 (受付開始 13:30~) |
会場名 |
AP日本橋 Aルーム |
会場所在地 |
〒 103-0027 【アクセス】 ※銀座線「日本橋駅」B2出口より2分 【地図】https://www.tc-forum.co.jp/ap-nihonbashi/pdf/AP_Nihonbashi_Access_Map.pdf |
講師名 |
上山 浩氏(日比谷パーク法律事務所 パートナー弁護士・弁理士)
81年京都大学理学部(素粒子物理学専攻)卒業、富士通(株)入社。同社でオペレーティングシステムの企画・設計・開発に携わる。その後野村総合研究所を経て、00年弁護士・弁理士登録。03年日比谷パーク法律事務所入所。経産省「情報システムの信頼性向上のための取引慣行・契約に関する研究会」(06年~07年)の委員として同省のモデル取引・契約書の策定に携わる。スルガ銀行対日本IBM事件でスルガ銀行の代理人を務めるなど多数のシステム開発紛争を扱っている。 |
受講料 |
22,000円(税込) |
定員(名) |
80名 |
主催・協力 |
レクシスネクシス・ジャパン株式会社 / ビジネスロー・ジャーナル |
問い合わせ先 |
レクシスネクシス・ジャパン株式会社 |